読書亡羊

気ままに読書、気ままな読書日記

私のアトピー闘病記 その1

 私は、高校に入学した頃くらいから、アトピー性皮膚炎を発症した。成人アトピーは治りにくいと言われているように、私の場合も長年この症状と付き合い続けている。もちろん現在でも。

 最初に診察に行った町医者は、症状をさっと見ると、「じゃあステロイドを出しておきますね~」と一言言って診察を終えてしまった。初診であったのにもかかわらず、確か(記憶が定かではないが)10分もしないうちに終わったと思う。
 それまで市販薬をいくつも試してみてまったく効果がなかったのが、ステロイドを塗った途端に症状がきれいに治ってしまった。当時は、いやーあの医者ホント凄い!と素直に感動してしまった。だが、この頃はまだ、アトピーについてもステロイドについてもほとんど知識がなかったのだ。。。。

 次の診察からは、もうほんの2,3分である。症状良くなりましたね~、良かったですね~、まだ症状の残っているところがあるから引き続き同じお薬出しておきますね~、次回から薬だけほしい時は受付で言ってくださいね~。
 診察受けたって、毎回、症状に大きな変化があるわけでもないので、こちらから報告するようなことがそんなにあるわけではない。それに医者の説明もいつも大体同じなので、診察をめんどくさく感じ始めていた自分には、薬だけもらえるというのは非常にありがたく感じた。当時は便利だなぁ~と素直に喜んでいた。

 薬を塗った翌日は症状が改善する。しかし、しばらくするとまたぶり返す。それでまた薬をもらいに行く。こうした時期がしばらく続いた。

 この頃から掻き癖が出来てしまった。ほとんど無意識的に体のどこかを掻いている。友人やら家族やらに指摘されて始めて、自分が体を掻いていることに気がつく、といった感じだ。

 そこではじめて、これって本当にアトピーなのか?と自分で疑問に感じ始めた、というより疑い始めるようになった。今更かいっ!と思うかもしれないが、実際それまで何の診断もなかったのだ。
 もちろん自分自身では、市販薬が効かなくて皮膚科に行ったのだから、その時点で自分がアトピーなのではないかと感じていた。しかし、よくよく考えてみると、最初の医師は私の病名に関しては何も言わなかった。症状の原因についても何も説明がなかった。ただ、薬を出しておきますね~、それでしばらく様子を見てみましょうね~、と毎回同じことを言うだけだ。で、目視による診察をしただけで(それも数分)、血液検査もアレルギーチェックも何もしていない。ちょっとした不信感を持ち始めていた。

 そこで別の皮膚科に行くことにした。ただ薬をもらって終わりというのではなく、自分の症状がいったい何なのかしっかり確かめなくてはいけない、医者の言うことをただ受身で聞いているだけじゃだめだと感じたからだ。