読書亡羊

気ままに読書、気ままな読書日記

一攫一金

Chris Anderson『フリー <無料>からお金を生み出す新戦略』 (2009)

2009年刊行。 出版直後から非常に話題になっていた本。本屋でも平積みになっていて、非常に気になっていたのだが、「分厚い」「ハードカバー」「1800円+税もする!」というのが妨げになって、買うのを躊躇してしまった。 そのうち、買わないまま一年ぐらいが…

畑村洋太郎『起業と倒産の失敗学』 (2003)

*企業倒産の事例集 成功に法則はないが、失敗には法則がある―――この言葉通り、企業が破綻した事例から失敗の要因を明らかにしようと試みた本。原著は2003年の刊行なので、2000年前後の破綻事例が紹介されている。 企業破綻にもさまざまな類型があり、その要…

畑村洋太郎『決定版 失敗学の法則』 (2002)

*組織論・経営論で欠けている失敗の知識化 2002年の本。 著者は機械工学の専門家。 機械を設計する上では、実験や実証による知識は欠かせない。 一つの機械が完成するまでには、実際に組み立てて、試行錯誤(trial and error)を繰り返しながら、正常に作動す…

Chris Guillebeau『1万円起業』 (2012)

*起業することに資金は要らない 原書は2012年の出版。 以前紹介した身の丈起業に近い考え方で、起業をもっと身近なものとして捉えようという本。 従来、起業するといえば、資金を集めて、登記などの手続きをし、人を雇って、開業し、その上で大きなリスクを…

川口一晃『儲けるための株価チャート練習帳』 (2007)

*テクニカル分析入門 190ページ程度とかなり薄い本。 テクニカル分析について、初心者が最低限抑えておけばよい点をコンパクトにまとめてあって非常に便利。余計な記述もほとんどなく絞った内容なので、テクニカル分析がどのようなものなのか、その全体像を…

教養としての株式投資

*投資と投機を分けるもの 株式投資はギャンブルではない。しかし、ギャンブルとして行っている人たちが多いのも事実だ。それは投機と呼ばれる。 では、投機と投資を分けるものとは何だろうか。 投資と投機を分けるものに、資金の多寡や株の保有期間などは、…

株式投資の公共的な意義とは?

*極めて高い日本の預貯金率 先月総務相が2014年度家計調査報告を発表した。その発表をまとめた記事を見てみると、貯蓄に占める預貯金の割合は63.3%で、有価証券は14.0%しか占めていない。有価証券の割合は、アベノミクス効果で2年連続増加だが、それでも…

週末起業のススメ

藤井孝一『週末起業』 (2003) *起業への第一歩 2003年刊行。 10年以上前の本だが、今でも週末企業の基本的な考え方は重要なものだと思う。 会社に一度就職してしまえばそれで自分の人生は安泰という時代はすでに過ぎ去っている。終身雇用も崩れてきているし…

吉本佳生『無料ビジネスの時代』 (2011)

*広がる無料ビジネス 2011年刊行。 ここ数年、無料で利用できるサービスや商品が増えてきて、私のようなド貧民にはありがたい限りだが、企業はどうやってそこから利益を上げるのか非常に気になっていた。私自身は、企業が提供する無料の商品やサービスは、…

金子哲雄『「持たない」ビジネス 儲けのカラクリ』 (2012)

*資産保有がリスクになる時代 2012年刊行。 市場の変動が激しく先の見えない経済状況の中では、資産を保有することがむしろリスクになるということを説明した本。 個人にしろ会社にしろ資産を保有すればそれは固定費となり、自由な支出を制限させ、さらには…

一橋総合研究所『「身の丈」起業のすすめ』 (2005)

*起業に対する考え方をもっと柔軟にするために 「身の丈起業」とは非常にいい言葉だと思う。 起業というとかなりな資本金を準備し、非常に高いriskをとるものという印象があるが、むしろ将来性が不透明な経済状況の中では、risk hedgeとして起業を考えるべ…